CHAPTER 16
プロジェクト共有(チームでのデータ共有)
プロジェクトを作成すると、チームのメンバーと調査データをクラウド経由で共有できます。共有される調査データはエンドツーエンド暗号化で保護され、運営者を含む第三者は内容を読めません。
注意: プロジェクト共有機能は現在、一般向けには提供していません(限定提供)。本章は、組織内で利用する場合の参考として手順を記載しています。組織アカウントの登録・利用には運営元の許可が必要です。
ログイン
プロジェクト機能を使うには、アカウントでのログインが必要です。ホーム右上のアカウントボタンからログイン画面を開きます。

- Googleで接続 — Googleアカウントと連携します。
- 組織アカウントでログイン — メールアドレスとパスワード(半角英数記号6文字以上)でログインします。
- アカウントを作成 — 確認メールが送信されます。メール内のリンクで有効化してからログインしてください。登録には運営元の許可が必要です。
- パスワードをお忘れですか? — 再設定メールを送信します。
暗号化パスワード(PIN)
初回ログイン時に、**暗号化パスワード(数字6桁のPIN)**の登録が必要です。同一数字(111111など)や連番(123456など)は使用できません。
- 暗号化パスワードは、共有データを保護する暗号化キーをバックアップするためのものです。
- **別の端末でログインするときや、アプリを再インストールしたときに必要になります。**忘れないよう大切に管理してください。
- 忘れた場合は暗号化キーのリセットが必要です(アカウント設定参照)。
プロジェクト一覧
アカウントメニューの「プロジェクト」からプロジェクト一覧を開きます。
- 一覧にはプロジェクト名・概要・更新日時・オーナー・使用量が表示されます。自分がオーナーのプロジェクトには王冠マークが付き、列ヘッダのタップでソートできます。
- ★(お気に入り) — プロジェクトをお気に入り登録します。ヘッダの★でお気に入りのみの表示に切り替えられます。
- 作成 — 新しいプロジェクトを作成します。
- 更新 — 一覧をクラウドから再取得します。
- アーカイブ(Web版のみ) — 終了したプロジェクトを通常の一覧から隠せます。オーナーまたは管理者の行に表示されるアーカイブアイコンをタップして実行します。削除と違ってデータは消えないため、いつでも復元できます。
- ヘッダの「アーカイブを含む」をONにすると、アーカイブ済みプロジェクトも一覧に表示されます。名前はグレー表示になり、復元アイコンで通常の一覧に戻せます。
- 行をタップするとプロジェクト設定画面が開きます。
プロジェクト設定とメンバー管理
- プロジェクト名・概要 — オーナーのみ編集できます。
- メンバーの追加 — メールアドレスを入力して追加します。カンマ・改行区切りで複数入力でき、オーナーまたは管理者が行えます。追加できるのはアカウント登録済みのメンバーのみで、未登録の場合は「メンバーがサインアップした後に追加してください」と表示されます。
- 権限
- オーナー — プロジェクトの全権限(1プロジェクトに1人)。
- 管理者 — メンバー管理、全メンバーのデータ取得、(Web版で)設定・データ管理・エクスポート・削除。
- メンバー — データの閲覧と自分のデータの編集。
- 暗号化キーの再共有 — メンバーが暗号化キーをリセットしてデータを復号できなくなったときに実行します。メンバー行右端の「⋮」メニューから「暗号化キーを再共有」を選んでください。管理者は任意のメンバーに、メンバーはオーナー宛てに実行できます。「再共有しました」の後、相手にプロジェクトを開き直してもらってください。
- 保存時、管理者がオーナー1人だけの場合は「管理者をもう1人指定することをお勧めします」と警告されます。オーナーが暗号化キーをリセットした場合に備えて、管理者を複数にしておくのがおすすめです。
- 開く — プロジェクトのデータを取得してホーム画面に移動します。
Web版のみのボタン(オーナー/管理者)
- 設定 — プロジェクト設定モードに入り、共通レイヤの構成などを変更します。ホーム画面の「保存/破棄」で確定します。
- データ管理 — クラウドデータ管理画面を開きます。「クラウドデータ管理」を参照してください。
- DL — プロジェクトの全データと設定をファイルにエクスポートします(Web版のみ)。
- 削除 — プロジェクトを削除します(プロジェクトを閉じてから実行)。
レイヤの公開設定
プロジェクトを開いている間、レイヤ設定画面に「権限」(プライベート/パブリック/共通)が表示されます。データが入った後は変更できません。
- プライベート — 自分だけが閲覧・編集できます。
- パブリック — メンバー全員が閲覧できます(編集は本人のみ)。
- 共通 — プロジェクト共通のレイヤです。メンバーには閲覧専用で、編集は管理者がプロジェクト設定モードで行います。
データの取得・送信
プロジェクトを開いている間、プロジェクトラベル(上部中央)のタップで操作ボタンが表示されます。
- ホーム — プロジェクトの範囲へ地図をジャンプします。
- 取得 — クラウドから最新データをダウンロードします。オーナー/管理者には「管理者として他のメンバーのプライベートデータもダウンロードしますか?」の選択が表示されます。
- 送信 — 自分のデータをクラウドへアップロードします。
- 終了 — プロジェクトを閉じます。「アップロードしていないデータは破棄されます!!」の警告のとおり、必要なデータは先に送信してください。閉じる直前には端末内に自動バックアップが作成されます(設定参照)。
データの競合
取得時に同じデータが複数の端末で編集されていた場合、競合解決画面が表示されます。候補ごとに「このデータを採用」「削除を適用」を選ぶか、「残りは自分優先」「残りは最新優先」で一括処理できます。
クラウドデータ管理(Web版・オーナー/管理者のみ)
プロジェクト設定の「データ管理」から、クラウド上のデータをレイヤ→ユーザー単位のツリーで確認・削除できます。
- レイヤごとにデータ件数・最終更新が表示されます。権限(プライベート/パブリック/共通)とユーザー別にグループ化されます。
- 削除済みレイヤに残ったデータは「孤児」として赤色で表示され、まとめて整理できます。
- レイヤを選択して削除すると「レイヤ定義と配下の全データ・写真が削除されます。この操作は取り消せません。」と警告されます。警告のとおり、削除は取り消しできません。
ログアウト
アカウントメニューの「ログアウト」でログアウトします。「ログアウトしますか?現在のデータは破棄されます。」と確認されます。Google接続中は「…Googleアカウントとの接続も解除されます。」と表示されます。ログアウト前にも自動バックアップが作成されます。
注意事項
- データ本体(位置情報・属性・写真)は暗号化されて保存されます。メールアドレス・表示名・プロジェクト名などのメタデータは、サービス提供に必要なため暗号化されずに保存されます。
- プロジェクトのデータ取得・送信にはインターネット接続が必要です。
- プロジェクトを開いている間は、レイヤの新規追加・削除、レイヤ設定(json)のインポート、設定画面の「データの読み込み」は使用できません。プロジェクトを閉じてから実行してください。