CHAPTER 04

調査フォームを作る

EcorisMapでは、レイヤが調査フォームにあたります。記録する項目(フィールド)を設計し、地図での見え方を決めます。レイヤの管理は「レイヤ」ボタンから開くレイヤ一覧画面で行い、データ・スタイル・設定にもここからアクセスします。

レイヤ一覧

レイヤ一覧画面

表は横にスクロールできます。各列と画面下部のボタンは次のとおりです。

  • 編集 — 編集モードにするレイヤをチェックで切り替えます。地物の追加・編集は、編集モードのレイヤに対して行われます。同じタイプ(ポイント同士など)のレイヤは、同時に編集モードにできません。チェックすると同タイプの他レイヤは自動的に外れます。ただし「位置情報なし」タイプは対象外です。編集モードのレイヤがないと「編集できるレイヤがありません。」と表示されます。
  • 表示 — 目のアイコンでレイヤの表示/非表示を切り替えます。グループ親を切り替えると子レイヤも連動します。横の色マーク(ポイント・ライン・ポリゴンのみ)をタップすると、スタイル設定画面が開きます。
  • レイヤ名 — タップするとそのレイヤのデータ一覧画面が開きます。長押しでドラッグ並べ替えができます。
  • ラベル — 地図上にラベルとして表示するフィールドを選択します。「(なし)」「カスタム」も選べます。「カスタム」を選ぶと隣に入力欄が現れ、field1|field2 の形式で複数フィールドを連結したラベルを作成できます。
  • 設定(歯車) — レイヤ設定画面を開きます。
  • 上下 — レイヤの表示順を1段ずつ移動します。グループの直下で移動すると、グループへの出し入れができます。ドラッグでも同じ操作ができます。グループ親を動かすと、子レイヤもまとめて移動します。
  • インポート — データファイルを読み込みます。データを取り込むを参照してください。
  • 追加 — 新しい調査フォームを作ります。レイヤ設定画面が開くので、記録する項目を設計します。

特別なレイヤ

  • トラックレイヤ — 軌跡の記録先となる組み込みレイヤです。編集チェックと設定ボタンは表示されません。
  • レイヤグループ — レイヤを整理するフォルダです。レイヤ設定でタイプを「レイヤグループ」にして作成します。フォルダアイコンで開閉できます。

レイヤ設定

調査フォームを組み立てる画面です。レイヤ名とタイプを決め、記録する項目(フィールド)を並べます。レイヤ一覧の「追加」で新規作成、歯車ボタンで既存レイヤの編集ができます。

レイヤ設定画面

  • レイヤ名 — レイヤの名前を入力します。ファイル名に使えない文字は自動で除去されます。
  • スタイル — 色マークをタップするとスタイル設定画面が開きます。設定内容は「スタイル設定」を参照してください。
  • タイプ — ポイント/ライン/ポリゴン/位置情報なし/レイヤグループから選択します。タイプを変更できるのは新規作成時のみです。
  • 保存(右上) — 変更を保存します。フィールドを追加・削除・形式変更すると、既存データにも反映されます。
  • エクスポート — レイヤ設定のみをファイルに書き出します。データは含まず、辞書は含みます。別の端末やレイヤ構成の再利用に使えます。
  • 削除 — レイヤを削除します。「レイヤを削除しますか?レイヤ内のデータも削除されます。」と確認が表示されます。グループを削除しても、中のレイヤは残ります。

フィールドの設定

記録する項目(フィールド)を追加して、名前とデータ形式を決めます。

  • 追加 — フィールド(記録項目)を追加します。
  • フィールド名 — 項目名を入力します。重複する名前と「_id」は使えません。
  • データ形式 — 記録する値の形式を選びます。下の表を参照してください。
  • 値の設定(>) — 候補値やデフォルト値を設定する画面を開きます。対応する形式でのみ使えます。設定内容は「値の設定」を参照してください。
  • 並べ替え・削除 — フィールドの順序変更と削除ができます。

フィールドのデータ形式(全19種)

分類データ形式説明
文字文字列1行のテキスト
文字列-複数行複数行のテキスト
文字列-辞書登録した候補から絞り込んで入力します。音声入力に対応。辞書入力を参照
文字列-動的辞書入力した値が自動的に候補に追加される辞書
数値整数/小数+/−ボタン付きの数値入力
数値範囲2つの数値で範囲を記録
連番自動で連番を振ります
日時日時/日付/時間ピッカーで入力
時間範囲開始〜終了の時間を記録
選択式リスト候補から1つ選択します。「その他」で自由入力もできます
ラジオボタン候補から1つ選択
チェックボタン候補から複数選択
その他写真写真の撮影・添付
参照他のレイヤのデータを関連付けて表示
テーブル/リストテーブル表形式で複数の値を記録

参照フィールドの設定

値の設定画面で「参照先レイヤ」「参照先の照合フィールド」「自レイヤ側のキーフィールド」の3つを指定します。データ編集画面には、キーが一致する参照先のデータが一覧表示されます。その一覧から参照データの追加もできます。

辞書フィールドの「データ追加に使用」

「文字列-辞書」または「文字列-動的辞書」フィールドのオプションで「データ追加に使用」をオンにすると、データ一覧画面の上部に入力欄が表示されます。候補を選ぶだけで素早くデータを追加できます。設定できるのはレイヤにつき1フィールドのみです。

値の設定

値の設定画面

辞書の値の設定(CSV読み込み後)

  • — デフォルト値または候補値を入力します。「追加」で候補を増やし、並べ替え・削除もできます。
  • 「その他」を追加 — リスト/チェック/ラジオで固定候補「その他」を追加します。データ入力時に「その他」を選ぶと、自由入力欄が現れます。
  • 最後の値を使用する — 文字列・整数・リスト・日付・時間範囲で表示されるチェックです。オンにすると、前回の入力値が次のデータの初期値になります。
  • 辞書のCSV読み込み — 「文字列-辞書」では、ヘッダ右の「csv」ボタンで候補値をCSVファイルから一括登録できます。各行が候補になり、再読み込みすると置き換わります。

スタイル設定

スタイル設定画面

まず「カラータイプ」を選びます。選んだタイプによって、下に表示される設定項目が変わります。

  • 単色 — レイヤ全体を1色で表示します。色見本をタップして、カラーピッカーで色相・彩度・明度・透明度を選択します。
  • カテゴリ — フィールドの値ごとに色分けします。値と色の対応を設定します。
  • ユーザー別 — メンバーごとに色分けします。設定項目はカテゴリと同じです。プロジェクトを開いているときだけ選べます(プロジェクト共有参照)。
  • 個別 — 地物ごとに色を持ちます。マップメモ用で、ペンで描いた色がそのまま使われます。フィールドの選択のみ行います。

共通の項目は次のとおりです。

  • ライン幅(1〜5) — ライン/ポリゴンの線の太さを指定します。個別カラーでは使えません。
  • 枠線のみ表示 — ポリゴンの塗りを消して、枠線のみ表示します。

カテゴリ・ユーザー別の設定

カテゴリまたはユーザー別を選ぶと、次の項目が表示されます。

  • フィールド — 色分けの基準にするフィールドを選びます。「カスタム」を選ぶと入力欄が現れ、field1|field2 の組み合わせで分類できます。
  • カラーランプ — 自動配色の方法です。現在はランダムのみです。
  • 自動取得 — 既存データからフィールドの値の一覧を集めて、自動で色を割り当てます。ユーザー別ではメンバー一覧を取得します。
  • 値と色のリスト — 値の追加・削除ができます。各色をタップすると、個別に色を変更できます。

カテゴリ色分けの設定例