CHAPTER 08
GPSで軌跡を記録する
GPS(現在地表示)
GPSボタンで現在地の表示と追従を切り替えます(モバイル版のみ)。Web版では地図の位置情報ボタンを使います。詳しくはWeb版についてを参照してください。
- オフ → 追従 — タップすると位置情報の権限を確認し、現在地を表示して地図が追従します。ボタンは赤になります。
- 追従の解除 — 地図をドラッグすると追従だけが解除され、現在地マーカーは表示されたままです(ボタンは薄赤)。もう一度タップすると追従に戻ります。
- オフにする — 追従中にタップするとGPSがオフになります。ただしトラック記録中はオフにできず、「GPSをオフにするにはトラックの記録を終了してください。」と表示されます。

現在地マーカー

- マーカーの色はGPSの精度を表します:赤=精度15m以内/橙=15〜30m/灰色=30m超または古い位置。灰色は衛星を捕捉している間のキャッシュ表示です。
- マーカーの周りには精度の円が表示されます。マーカーは進行方位に合わせて回転します。
- コンパスボタンを長押しすると、方位方向への直線(方向線)の表示を切り替えられます。方向線はヘディングアップ中は画面の真上に固定され、ノースアップ中は実際の方位に合わせて回転します。
GPSの設定
設定画面の「GPSの設定」で、位置精度とバッテリー消費のバランスを選べます。設定はGPSの次回起動時に反映されます。

- 高精度 — 最も正確な位置情報を取得します。バッテリー消費は大きくなります。
- バランス — 位置精度とバッテリー消費のバランスを取ります。
- 省電力 — バッテリー消費を抑えます。位置精度は低くなります。
トラックログ(軌跡の記録・モバイル版のみ)
- 「軌跡」ボタンをタップすると「トラックの記録を開始しますか?」と確認され、記録が始まります。ボタンが赤になり、GPSも自動的にオンになります。
- もう一度タップすると「トラックの記録を終了しますか?」と確認され、軌跡が保存されます。
- 記録中はアプリを閉じてもバックグラウンドで記録が続きます。「トラックの記録中。終了するには、トラックのボタンを押してください。」という通知が表示されます。
- Androidでは、記録中にアプリが強制終了されても次回起動時に記録が再開されます。iOSではアプリを完全に終了すると記録は停止します。
- 前回の未保存の軌跡が残っている場合は、開始時に「保存されていないトラックログがあります。保存しますか?」と確認されます。

保存される内容
- 軌跡は時刻情報付きのラインとして、専用の「トラック」レイヤに保存されます。総距離(km)も属性に記録されます。
- 精度の悪い位置(100m超など)は自動的に除外されます。除外があった場合は件数が表示されます。
- 保存中は進捗(結合中→検証中→保存中)が表示されます。
軌跡の通過時刻を確認する
- 地図上の軌跡をタップすると、タップ位置に最も近い軌跡上の地点の通過時刻・標高・速度・座標がポップアップで表示されます。記録中の軌跡と保存済みの軌跡のどちらでも使えます。
- ポップアップの座標をタップすると、クリップボードにコピーできます。
- 保存済みの軌跡は、Web版でもタップで通過時刻を確認できます。
接近通知(モバイル版のみ)
設定画面の「接近通知」では、登録した地点に近づいたときに知らせる機能を設定できます。通知は音声とバイブレーションで行われます。

- 接近通知を有効にする — 機能のオン/オフを切り替えます。
- 通知距離を選択 — 5/10/20/50/100/500/1000mから選択します。
- 対象レイヤー — 対象とするポイントレイヤを選択します(複数可)。
- GPSがオンのとき、または軌跡の記録中に対象地点へ近づくと、「◯◯まで◯◯メートル」と音声で通知されます(◯◯はポイントのラベル)。バックグラウンドでも動作します。
- 通知は距離の段階(1000→500→100→…→5m)ごとに行われ、いったん離れて再接近するとまた通知されます。GPSの精度が30mより悪いときは通知されません。
ヒント: 危険箇所や調査予定地点をポイントレイヤに登録しておくと、現地での見落とし防止に役立ちます。
うまく記録できないときは
位置情報の権限を確認する
バックグラウンドでの軌跡記録には、位置情報の「常に許可」が必要です。
- iOS — 設定 → プライバシーとセキュリティ → 位置情報サービス → EcorisMap →「常に」を選択し、「正確な位置情報」をオンにします。
- Android — 設定 → アプリ → EcorisMap → 権限 → 位置情報 →「常に許可」を選択します。
Androidの電池最適化を解除する(記録が途中で止まる場合)
Androidでは、省電力機能によってバックグラウンドの記録が止められることがあります。
- 設定 → アプリ → EcorisMap → バッテリー →「制限なし(最適化しない)」に設定します。
- メーカー独自の省電力機能(自動起動制限など)がある端末では、追加の設定が必要な場合があります。機種別の設定方法は dontkillmyapp.com が参考になります。
現在地がずれる・灰色のまま
- 現在地マーカーが灰色の間は、衛星を捕捉中で古い位置を仮表示している状態です。空の開けた場所でしばらく待つと精度が上がり、マーカーが橙、赤と変わります。
- 谷底や高い建物のそば、屋内では精度が落ちます。トラックログでは、精度の悪い点(100m超)が保存時に自動で除外されます。